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面接で「逆質問」を求められたときの考え方

公開:2026年7月22日

明るい会議室のテーブルとメモ帳、椅子

面接の終盤に必ずといっていいほど訪れる「最後に何か質問はありますか」の場面。用意していないと「特にありません」と答えてしまい、あとから後悔することもあります。逆質問は、評価される場であると同時に、自分が入社後に困らないための確認の場でもあります。この記事では、準備の手順と、当日の考え方を整理します。

逆質問には2つの役割がある

逆質問を「うまいことを言って加点をねらう時間」だと考えると、身構えてしまいます。実際には、次の2つが同時に進んでいる場面だと捉えるほうが、落ち着いて準備できます。

この2つは切り離せません。「聞きたいことがないから、評価されそうな質問を借りてくる」という順番だと、質問が上滑りしやすく、答えを受けての会話も続きにくくなります。まずは自分が本当に確かめたいことから出発するのが近道です。

準備は「調べれば分かること」と「聞かないと分からないこと」を分けるところから

準備の第一歩は、応募先の情報を一度整理することです。採用ページ、求人票、事業内容の説明、公開されている資料などに目を通し、書いてある内容と書いていない内容を分けます。

調べれば分かることは、その場で聞かない

事業内容や拠点、公開されている制度の有無など、募集要項に明記されていることをそのまま質問すると、「読んでいない」という印象につながることがあります。調べた内容を踏まえたうえで、一歩踏み込んで尋ねる形にすると、同じテーマでも受け取られ方が変わります。

例:「研修制度はありますか」ではなく、「募集要項に入社後の研修があると拝見しました。実際には、どのくらいの期間、どんな流れで進むことが多いでしょうか」。

聞かないと分からないことを3つ以上メモしておく

面接の流れの中で、用意した質問がすでに説明されてしまうことはよくあります。1つしか用意していないと、その時点で手が止まります。3つから5つほど、テーマの違う質問を用意しておくと安心です。

当日、質問するときの工夫

相手の立場に合わせて聞く内容を変える

同じ会社でも、面接に出てくる人によって答えやすい話題は違います。現場の担当者には日々の進め方やチームの様子を、責任者には今後の方針や求める役割を尋ねるほうが、具体的な答えが返ってきやすくなります。人事担当者には、選考の流れや入社後の手続きに関することが尋ねやすいテーマです。

確認したい条件は、避けずに丁寧に聞く

勤務時間、休日、給与などの条件面を聞くと印象が悪くなるのではないか、と心配する声は少なくありません。しかし、入社後に食い違いが起きると、双方にとって負担になります。働き続けるうえで確かめておきたい前提として、事実を確認する形で尋ねれば、不自然にはなりません。

例:「差し支えなければ、月あたりの残業時間はどのくらいが平均的か教えていただけますか」「求人票に記載の給与は、固定残業代を含むかどうかを確認させてください」。

答えを聞いたあとの反応まで含めて、会話にする

質問して答えをもらったら、そこで終わりにせず、一言添えると自然な会話になります。「その進め方だと、前職で担当していた業務の経験が活かせそうです」といった返し方ができると、単なる質疑応答ではなく相互の確認の場になります。

つまずきやすい点

なお、応募者の適性や能力に関係のない事項を採用選考の判断材料にしないことは、公正な採用選考の考え方として国からも示されています。面接の中で気になるやりとりがあった場合は、その違和感も含めて、入社を決める前の判断材料になります。

*参考:厚生労働省「公正な採用選考の基本」

まとめ

面接は、選ばれるだけの場ではなく、自分が選ぶための場でもあります。逆質問の時間を、その確認に使うつもりで準備しておくと、当日の緊張も少し軽くなります。

この記事は一般的な情報をまとめたものであり、特定の商品・サービス・進路を推奨するものではありません。最終的なご判断はご自身の状況に合わせて行ってください。
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